Science Fiction
21 to 35 years old
1000 to 2000 words
Japanese
宇宙船内でくつろぐ詩織とサティ―。宇宙船制御システムであるHARUが、小さな警戒音を鳴らした。
スペースインスペクターのバニラが、「ハニービー」の宇宙船に侵入したことを感知したからだった。バニラは「ハニービー」のことを追っている厄介な相手だ。
以前、HARUとリムが協力してバニラの処女を散らして以来、バニラはHARUとリムのお気に入りとなっていた。
HARUはいまやバニラのことを「ちっぱいバンパイア」と呼び、保存されたメモリーを再生して、バニラの肢体を楽しんでいる。「リムと私で追い払ってきましょう」と提案するHARUに、サティ―は快諾した。詩織とサティ―はモニター越しにバニラの様子をうかがう。
その頃、バニラは「ハニービー」の宇宙船内を静かに探索していて、大きなデスクがあるデスクルームに忍び入る。
その途端、宇宙船内の明かりが消える。スペースバンパイアは夜目がきくので、それでも焦ることはない。
背後に忍び寄る気配を感じて、振り返るバニラだが、リムの口から伸びた触手に、手と足を捉えられてしまう。
以前、リムにやられた卑猥な記憶がよみがえり、思わず悲鳴をあげるバニラ。「触るな……この高貴なバンパイア一族の私に……こんな……」
バニラの誇りなどおかまいなしに、着用しているズボンがずりさげられ、パンツの中に触手が侵入してくる。
再度悲鳴をあげようとするバニラだったが、その口はすでにリムの触手で塞がれていて、じゅぶじゅぶと淫らな音を立てていた。HARUが宇宙船内の明かりを回復させる。
暗くなったモニターが再び写る。そこに詩織とサティ―が見たのは、デスク上のバニラの姿だった。
触手によってうつぶせで開脚させられ、両手も触手に拘束されたバニラ、その胸ははだけ、膨らみかけの胸と薄いピンクの乳首が露出している。
真っ白い肌の上を、リムの触手が這いまわっている。パンツもずりさげられており、その可憐な割れ目にはリムの触手状の生殖器がすでに激しく出し入れされている。
「え?なにこれ?」思わず赤面するサティ―と詩織。サティ―は興味津々に見入る。詩織は恥ずかしくて手で顔を覆うが、それでもつい見てしまう。
バニラがリムの触手にされていることを、HARUがいちいち音声で実況し、解説する。割れ目がしっかり触手をくわえこんで、ヒクヒクしている様子。クリトリスの形状や大きさの変化。「ちっぱい」と乳首の反応。口に挿入されている触手の動き。吸血鬼なのに、血ではなく精液を飲まされている様子。悔しそうな表情と涙、それと矛盾する強烈な快楽。かわいい犬歯と舌をもてあそばれて、喘ぐ様子
「もうこの宇宙船に来られなくなるように、今日は徹底的にやりましょう」と淡々と話すHARUにバニラはぞっとするのだった。